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まず、この音声をお聞きください。
中川家礼二ではありません(笑)私の住んでいる家の最寄り駅、京成小岩駅の英語の案内放送です。
“Lapid, /with 8 cars, /bound for Takasago, /will be arriving soon, /on track No. 2. /Please stay behind the yellow line.”
(まもなく2番線に、「快速高砂行き」が8両編成で参ります。黄色い線まで下がって、お待ちください。)
と言ってます。
さて、ここから何を学びましょうか?
私が申し上げたいことは、「前置詞」ですね。
まず、”with 8 cars”の「with 」ですね。
「with」 は皆さん、一番一般的なのは「with him 」などの「~と一緒に・~とともに」という意味の、
いわゆる「同伴」という意味が、一番浸透しているかと思います。
今回のこの場合は、「~を持って・~のある」、つまり「所持・所有」という解釈をします。
「8両編成ある」、なんです。
前置詞、例えば「with なんか分かりきっている!」と言って正確に解釈できてない場合、英語は必ず行き詰まります。
これは私のヨーロッパでの3年のビジネス経験からもハッキリしています。
Eメールなどを書いてても日本語訳だけに頼ってると、「あれっ、この場合with でいいのかな?」と、必ずと言っていい程、なります。
この場合、「8両編成の高砂行き」という日本語訳だったら、「of かな?」となるでしょう?
だから前置詞は、出てきて少しでも引っかかるようなら、その都度チェックした方がいいです。
「with 」だけでも、辞書に20個近く意味が載ってますよね?
そういうことです。
続いて、”bound for “は「~行きの」、”soon “は「すぐに」という意味です。
そして”on track No. 2″の「on」です。
「2番線に」なんですが、「on」ほど、日本語訳がそのまま該当しない前置詞はないです!
もう一度言います、「on」ほど、日本語訳がそのまま該当しない前置詞はないです!
「on 」というのは、
上であっても、下であっても、斜めであっても、横であっても、
「接している状態」を言うんです。
もう一度言います、「どの位置でも、接してる状態」を言うんです。
なのでこの場合、「2番線に」ですが、「~に」という訳だけ理解してても、
全く「on 」 は浮かんでこない、ということです。
それでは、理解していることに全くならないのです。
「on 」 は「どんな位置でも接してる状態!」、これだけ覚えておいてください!
“on track No. 2″、「2番線に接している」んです。「2番線に接して電車が来る!」んです!
だから「on 」 なんです!
そして”Please stay behind the yellow line.”(黄色い線まで下がって、お待ちください。)の「behind 」、
「~の後ろで」、という意味です。
「黄色い線の後ろで」という意味ですが、これも「behind 」 の意味が分かってないと、
日本語の案内放送の「~まで下がって」と聞いても、英語にする時、「あれっ、何だっけ?」ということになります。
英語のニュアンスにまず慣れることが大事ですが、同時に、「前置詞の正確な意味」も、例文が出てきた時で結構ですが、正確に把握する必要があります(前置詞だけではありませんが)。
「意味が正確に分かってないと、使う時に出てこない!」ということになります。
特に前置詞というのは、「of なんか分かりきっている、after なんか分かりきっている!」となりやすいので、気を付けた方がいいです。
こういうことが分かって初めて、「英会話」もできるようになります!
なぜなら、「分かってなかったら、自分でしゃべる時に全く出てこない。」からです。
また書きます。
※「京成スカイライナー」の英語はこちら↓